- 看護師から社労士 メリットがたくさん!
知りたいこと
看護師が社労士資格を取るメリットってどんなこと?
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私は医療機関の事務職員として、労務管理の経験が7年以上あるので知っている限りのことを書きます。
これから、看護師が社労士になるメリットを解説しますね。
ポイントは、看護師資格があれば、社労士業務の『強み』になることです。
その強みとなにか?
それは、看護師として「実務経験と知識」があり専門分野を持っていること。この専門分野が最大の強みであり、ほかの社労士には真似できない『差別化』となります。
この記事では、看護師資格と社労士資格のダブルライセンスで、医療介護分野の専門社労士になる魅力をお伝えします。
それでは、順番に1~3について説明していきますね。
1 【看護師が社労士になる強み!】医療介護の専門分野で差別化できる
- 看護師 社労士 ダブルライセンスの強み
真似できない!実務と知識で『差別化』できる強みがある
結論は、看護師資格を持っているからです。
医療介護分野の労務管理は、一般企業とは明らかに違います。
病院や介護施設で働く人は、ほとんどが業務に関連する資格を持っていますが、一般企業ではそこまで資格は求められません。
資格がなければ、看護師として従事できないのは当然ですよね。
社労士として医療介護分野で顧問契約をすることは、資格を持った専門集団の労務管理をすることになります。
看護師が抱えている問題は、正直なところ管理部門の事務職員は詳しくないです。
実際、私も病院職員として労務管理を担当したときは、看護師が辞める理由について詳しくわからないことも多々ありました。
だから、実務と知識がある「看護師」が社労士になれば、これまでの経験から具体的な助言ができます。
たとえば、院長から『うちの看護職員でこんな問題が発生した!』と相談された場合、看護師経験がない社労士はこれまでの経験と法律知識で解決案を提示するはずです。
でも、看護師資格がある社労士なら、法律知識で解決案を示すことができ、さらに看護師経験から培った助言ができますよね。
この助言こそ、院長が求めるものであることは容易に想像できるし、具体的な解決策を提案すれば信頼に繋がります。
社労士として信頼されると、医療業界内で繋がりが広がり、さらに紹介により顧問先を増やすことも可能になります。
また、医療業界に特化した社労士であれば、介護業界でも顧問先を増やせる可能性も十分ありますよね。
看護師資格と社労士資格のダブルライセンスは、医療・介護分野の専門社労士として選択肢が広がるので、取得するメリットは大いにあります。
だから、社労士資格を取ることに悩んでいるなら、思い切って挑戦して自分の可能性を広げましょう!
どんな相談も実務を知っているからアドバイスができる
結論は、看護師として実務を経験しているからです。
どんな相談でも、その分野で経験している人と経験していない人の話では、説得力や信頼度がまったく違いますよね。
私が思うのは「何でも知っている」は、あまり知らないのと変わらないと思います。
極められるのは1つだと思うし、業種を問わず「1つのこと」に深い知識を持っていれば、この分野ならあの人に相談しようと思ってもらえます。
簡単にいえば、医療業界なら看護師資格があって実務と知識がある、社労士の〇〇先生にお願いしようと思うのは自然なことで、業界に詳しいほうが顧問社労士として選ばれる可能性は高くなります。
実際、病院では労務問題が発生した場合、解決するために主導で動くのは管理部門の事務職員ですが、看護師などの医療従事者が抱える問題の本質はわからないことが多いです。
例えば、看護師の退職理由を見てください。
- 看護師 退職理由
出典:「看護職員就業状況等実態調査(平成22年)」(厚生労働省医政局看護課)
☑看護師の退職理由(多い順から)
・出産、育児のため
・その他
・結婚のため
・他施設への興味 など
「出産、育児のため」に辞めていく看護職員がもっとも多いですが、辞めなくても雇用を継続する仕組みを作ることが大切です。
例えば、短時間勤務制度や変形労働時間制など、すでに導入されている制度を浸透させること。
簡単にいえば、今までは「出産、育児」で職員が辞めていたが、制度を利用して雇用を継続する権利を当然とすること。
ここがポイント!
「出産、育児のため」辞めていく職員が、みんな辞めたいはずがありません。
雇用を継続したまま、育児が落ち着いたら職場に戻りたいと思っている職員も多いはず。
制度は作って終わりではなく、実際に活用させてこそ意味があります。
「出産、育児」があっても、この勤務形態なら職場を辞めないで続けられる、看護師がそう思えるような『具体的な提案』をすることがプロである社労士に求められます。
あと、気になるのが「その他」ですよね。
社労士として「その他」を的確に把握して、顧問先にアドバイスできれば評価されます。
私も医療機関で労務管理を担当していたとき、看護師の採用と退職は月単位でかなり動きがあり、事務職員には看護師が退職する本当の理由がわからないことも多々あります。
ですが、看護師経験があれば「その他」の具体的な理由を想像しやすいはずです。
それは、
・看護師同士の悩みを聞いている
・自分も同じ経験をしたことがある
・これまでの経験から推測できる など
医療機関では、看護師には辞めないで仕事を続けてほしいと思っていますが、具体的な改善策がないのが現状だと思います。
看護師の経験がある社労士こそ、具体的な改善策を顧問先に提案できるはずです!
そんな付加価値を持った提案ができるのは、看護師経験がある社労士なら可能ですね!
新人看護師等の教育・研修講師をする
社労士なら職員に向けた研修会など、講師を依頼されることも多くなると思います。
病院の研修であれば、関連する資格と実務経験がなければ、説得力がなく相手には響かないかもしれません。
たとえば、看護師に向けた研修会をするなら、実務と知識がある社労士であれば講師として説得力が増しますよね。
新卒看護師がもっと受けたい教育研修として、次のようなアンケート調査がありますので見てください。
- 新卒看護師 受けたい教育・研修
出典:(社)日本看護協会2004「新卒看護職員の早期離職等実態調査」
新卒看護師には、実務に対する不安があることがアンケートからわかりますし、ほかにも社労士として伝えられることがたくさんあります!
☑新卒看護師が知りたいこと!
・給与や税金、社会保険等の仕組み
・社会人としてのマナー
・コミュニケーション技術 など
働く人にとっては、気になる給与や社会保険の仕組みがけっこう多いですね。
あとは、看護に必要なコミュニケーション技術など経験談を交えた話をするなど、看護師を経験した社労士なら内容の濃い研修ができます!
2 看護師なら社労士の受験資格は満たしている
結論は、看護師なら社労士の受験資格を満たしています。
看護師は『学歴』で受験資格を満たしているので、試験を受けるならすぐ挑戦できます。
次の方法で受験資格を確認できるので、勉強を始める前に見てください。
受験資格は必ず公式ページでしっかりと確認しましょう!
公式ページ
全国社会保険労務士会連合会試験センター 社会保険労務士試験オフィシャルサイト
受験資格は次の流れで確認できます。
受験資格の確認は、この記事を最後まで読み終わってからにしてくださいね。
1 「社会保険労務士オフィシャルサイト」と検索してアクセスする
2 トップページの上部にある「受験資格について」をクリック
3 学歴による受験資格の「厚生労働大臣が認めた学校卒業」をクリック
4 「厚生労働大臣が認めた学校等はこちら」をクリック
5 受験資格コード「04」の厚生労働大臣が認めた学校等の(3)を確認
以上で、受験資格の確認は終了です。
また、受験資格があるか不安な場合、事前に確認できる方法があります。
1 「社会保険労務士オフィシャルサイト」と検索してアクセスする
2 トップページの上部にある「受験資格について」をクリック
3 「受験資格の事前確認」をクリック
4 様式等をダウンロード後、必要事項を記入する
5 記入後、様式等を試験センターへ送付する
受験資格の事前確認は、試験センターで随時受け付けしているので、不安な方はぜひ確認しておきましょう!
ここも読めば受験資格がもっとわかる!
3 看護師として働きながら『通信講座』で社労士のダブルライセンスがおすすめ!
看護師のダブルライセンスなら社労士がおすすめ
社労士試験に1年でも早く合格を目指すなら、通信講座で勉強することをおすすめします。
社労士試験はむずかしい試験です。
だからこそ、勉強を始める前は、独学かそれとも通信講座を利用するか迷うと思います。
ただ、考えてみると仕事をしながら、1日どのくらい勉強に時間を充てられますか?
看護師として働きながら難関試験の合格を目指すのに、予備校の通信講座で受験勉強しないと大変だと思います。
独学のほうが自分のペースで勉強できるし、費用も安く済むからと思うかもしれません。
だけど、独学なら勉強方法や教材など手探りで、勉強以外のことで時間が取られるので、1年でも早く合格するため勉強方法や教材で迷っている時間がもったいない。
通信講座なら、勉強する環境はすべて用意してくれるので、あとは勉強に集中だけです!
☑通信講座のメリット
・社労士試験を知り尽くしたプロの教材で勉強できる
・オンライン学習でスキマ時間を使って勉強できる
通信講座のメリットはオンライン学習です。
オンライン学習は、スマホやタブレットがあれば「いつでも、どこでも」スキマ時間を使って勉強できます。
ここ数年、スマホやタブレットを使って勉強している受験生は増えています。
勉強時間がなくても、スキマ時間を使えば1日に1時間以上は勉強時間できます。
本気で合格をめざすなら『通信講座』で勉強するべきです。
ここまで読んでくれたのは、真剣に社労士試験のチャレンジしようか、ほんとうに迷っているんだと思います。
もし、迷っているなら、ぜひ講座を実際に体験してみてはどうでしょうか?
当サイトがオススメするのは、低価格で受講生の合格率が高いフォーサイトです。
フォーサイトなら、無料資料請求で「動画講義・教材サンプル・eラーニング」など、本物と同じ内容で講義を体験できます。
まずは、あなたにピッタリの講座なのか、ぜひ検討してみましょう!
無料講座の体験だけなら、費用は発生しないので安心して利用できますよ。
4 まとめ(看護師と社労士のダブルライセンスがおすすめ)
ここまで、看護師資格と社労士資格のダブルライセンスを保持している時点で、ほかの社労士にはない『差別化』が確立していることをご紹介しました。
看護師と社労士のダブルライセンスはおすすめなのが、この記事を読んでわかってもらえたと思います。
ほかにも、医療業界と介護業界に向けて、看護師の実務と知識・社労士の労務管理を組み合わせた専門書籍を執筆することも可能となります。
そもそも、社労士の資格を取ろうと思ったのは、看護師の労務管理に不安や疑問を感じたからではないでしょうか?
実際、私が社労士の資格を取ったのは、職場の労務管理に疑問があったのが大きな理由でした。
これは、私の勝手な想像なので違っていたら無視してください・・・
でも、これだけはハッキリわかります。
現状の働き方に疑問を持っている、そして改善したい気持ちがあるなら『社労士』という選択肢は間違ってません。
その気持ちがあるなら、迷わないで社労士試験に挑戦してください。
応援しています!!