- 2025年(第57回) 社労士試験 自己採点・講評・難易度等
8月24日に実施された2025年(第57回)社労士試験の受験、ほんとうにお疲れさまでした。
当記事では、試験直後の自己採点や資格の大原による講評、科目別の難易度分析をお伝えします。
また、気になる「救済科目」の可能性について、8月25日時点までの情報をもとに更新しているので、ぜひ今後の参考にしてください。
2025年(第57回)社労士試験の自己採点ができる予備校
社労士試験直後は「自己採点をするかどうか」で悩む方も多いです。
実際、私も自己採点で結果が出るのが嫌で、後回しにしていたというのが現実です。ただ、冷静に現状を把握するためには、予備校の自己採点を活用するのがベストです。
社労士試験の自己採点なら、下記の「資格の大原」の下記公式サイトから利用できます。
資格の大原 社労士試験本試験採点サービス
受付期間:2025年8/24(日)~9/1(月)9:00
>> 資格の大原 社会保険労務士試験 自己採点サービスはこちら
本試験採点サービス利用者特典として、
本試験採点サービスの利用者の得点集計から分析した、受験生の得点分布や各科目・各設問ごとの正答率等「詳細な分析データ」をメールにて配信されます。
試験後は1日でも早く自己採点することが、今後の方針を立てるうえでの第一歩です。まずは、自己採点をした情報をもとに判断しましょう。
2025年(第57回)社労士試験 資格の大原の講評・総評
8月24日に実施された令和7年社労士試験について、各予備校では講評動画や解説資料を続々と公開しています。
これらの講評では、各科目の難易度分析や出題傾向、合格ラインの予想などが詳しく解説されており、自己採点後の振り返りや来年度への対策に非常に役立ちます。
資格の大原 選択式と択一式の講評
当記事では、資格の大原で本試験分析した選択式と択一式の講評をお伝えします。
選択式 講評
講評から一部抜粋 ~ 複数科目で3点確保するのが難しい内容であり、近年では難易度が高いものとなっている。そのなかで、労働に関する一般常識が3点確保するのが最も難しいものとなっていた。
労働に関する一般常識 ~ 確実に得点できそうなのはCのみであった(講師談)
科目 | 難易度 |
労働基準法 | 易 |
労働者災害補償保険法 | 難 |
雇用保険法 | 易 |
労働に関する一般常識 | 難(最も3点確保が難) |
社会保険に関する一般常識 | 普 |
健康保険法 | 易 |
厚生年金保険法 | 易 |
国民年金法 | 普 |
択一式 講評
講評から一部抜粋 ~ 択一式は疲れる問題が多く、全体として5肢のすべて簡単な問題が少なかった。5肢の中に初見問題と基本知識で〇×が付く選択肢があるけど、基本知識で正解を絞り込んでいく、全部正誤判断してこれが正解となかなか言えない。
スッキリしない問題が多く、こういった問題は手応えが感じにくい問題だったと思います。これが近年の傾向で今後も続いていく傾向と考えている。
科目 | 難易度 |
労基法及び労衛法 | やや難 |
労災法及び徴収法 | やや難 |
雇用保険法及び徴収法 | やや難 |
一般常識 | やや難 |
健康保険法 | 普 |
厚年法 | 易 |
国年法 | 易 |
全体を見れば、例年の傾向どおりで一般常識が得点しにくい状況であった。そのほか、労働関係も難しかったのでここで何とか踏ん張って、社会保険で点数を稼ぐというのはポイントであった。
資格の大原による難易度・救済科目の可能性
全体の難易度(資格の大原)
選択式 | 択一式 | |
全体 | やや難しい | やや難しい |
科目別 | 労一が難しい、労災がやや難しい | 労働科目がやや難しい |
講評動画
資格の大原 令和7年社会保険労務士試験の総評は下記からご覧いただけます。
資格の大原 YouTubeより
救済措置の可能性
選択式試験では、特定科目で受験者の得点が著しく低い場合、「科目救済措置」が実施されることがあります。
資格の大原では、8月25日時点では救済科目などは公表していません。ただ、資格の大原では選択式の「労働に関する一般常識」については、3点確保することが難しい科目であるとの講評です。
また、ほか予備校においても「労働に関する一般常識」は救済の可能性があるとの講評があり、そのため基準点の引き下げの可能性はあります。
ただし、救済措置の有無は最終的に試験センターから10月の合格発表時に公表されます。
現時点では、講評や自己採点を通じて冷静に状況を把握し、次の学習方針に活かすことが重要です。
救済科目の有無は、合格発表まで確定しませんが、講評や過去の傾向を参考にすることで、ある程度の予測は可能です。冷静に情報を整理しておきましょう。
さいごに(2025年(第57回)社労士試験自己採点・講評等)
例年、社労士試験では救済科目があり基準点が下がる科目があります。
令和7年度(第57回)社労士試験においても、科目別で難易度が高く全体の得点が低い場合、救済される可能性は十分あります。
いずれにしても、自己採点は複数の予備校の解答速報を活用し、冷静に判断することが重要です。
講評や難易度分析を参考にすることで、現時点における合否の可能性・自己採点で点数が届かなかった場合は来年度の対策にもつながります。
今回、みごと合格ラインに届いている方は、早めに実務の準備をはじめましょう。惜しくも点数が合格ラインに届かなかった方は、少し休んでからなるべく早めの再スタートが大切です。
社労士試験は長期戦ですが、正しい情報と戦略をもって努力を続ければ道は開かれます。
応援しています!
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