- 社労士試験 救済科目 2025年度
2025年(令和7年度)8月24日に実施された第57回社会保険労務士試験、受験された皆さま、本当にお疲れさまでした。
試験直後から、各予備校による解答速報や講評が続々と公開される中、特に注目が集まっているのが「選択式の救済科目」についての予想です。
社労士試験では、選択式の各科目で3点未満の場合、原則不合格となりますが、受験者全体の得点分布によっては「救済措置」が適用され、基準点が2点または1点に引き下げられることがあります。
本記事では、2025年度社労士試験における救済科目の可能性について、各予備校の講評や過去の傾向をもとにお伝えします。
2025年度 社労士試験 選択式|各予備校による救済科目予想
試験直後から、主要予備校が講評を発表しています。ここでは、資格の大原・アガルート・ユーキャンの3社で救済の可能性を指摘している科目を整理します。
資格の大原 |
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アガルート |
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ユーキャン |
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予備校から選択式の救済可能性があるのは、「労一」がまず考えられる科目となっています。
次いで、「社一」に対しても難易度が高い科目であったと指摘しています。また、アガルートでは「労災」も受験生の声から難しい問題構成だったのではないかと話がありました。
いずれにしても、労一は「2点救済」の可能性があるとの見解でした。
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社労士試験 選択式の救済措置とは?制度の仕組みと過去の事例
当記事の内容は、予備校などの情報なので下記の救済科目などは参考としてください。正式情報は試験実施団体の公式発表をご覧ください。
社労士試験の選択式では、各科目3点以上の得点が求められます。しかし、試験の難易度や出題内容によっては、受験者の多くが基準点に届かないケースもあり、そうした場合に「救済措置」が適用されることがあります。
救済措置とは、選択式の特定科目で合格基準点が引き下げられる制度です。
✔ 過去の選択式救済情報
令和3年 | 労一1点、国年2点 |
令和4年 | 救済なし |
令和5年 | 救済なし |
令和6年 | 労一2点 |
- 救済の判断基準
- 受験者全体の正答率
- 科目別の平均点
- 試験センターによる得点分布分析
社会保険労務士試験の合格基準の考え方について
科目最低点の補正
各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正する。
ただし、次の場合は、試験の水準維持を考慮し、原則として引き下げを行わないこととする。
ⅰ) 引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合
ⅱ) 引き下げ補正した合格基準点が、選択式で0点、択一式で2点以下となる場合出典元:厚生労働省 社会保険労務士試験の合格基準の考え方について
救済措置は、個人の得点ではなく全体の傾向に基づいて判断されるため、確定情報は合格発表までわかりません。ただし、過去の傾向を知ることで、今年の試験の見通しを立てるヒントになります。
さいごに( 2025年度 社労士試験 選択式「救済科目」)
2025年度(令和7年)の社労士試験では、選択式の「労一」「社一」「労災」が救済対象となる可能性があると、複数の予備校が予測しています。
特に、労一については、過去の傾向や今年の講評を踏まえると、基準点が2点以下に引き下げられる可能性も十分にあると考えられます。
ただし、救済措置は、受験者全体の得点分布や正答率に基づいて判断されるため、個人の自己採点だけでは確定できません。
予備校の講評や過去の傾向を参考に冷静に状況を把握し、合格発表までの過ごし方を前向きに考えることができます。
さいごに、試験結果がどうであれ、ここまで積み重ねてきた努力は確かな財産です。救済の可能性がある今だからこそ、焦らず、情報を整理しながら次のステップに備えましょう。
社労士試験は「継続力」と「戦略」がものを言う試験です。合格発表までの時間を有意義に使い、来年度の挑戦や実務への準備に活かしていきましょう。
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