- 令和7年(2025年) 社労士試験 難易度は?
2025年(第57回)社労士試験を受験された皆さま、本当にお疲れさまでした。
試験直後からSNSや予備校講評では「今年は難しかった」、「選択式が特に厳しかった」といった声が多く聞かれています。
当記事では、2025年度社労士試験の難易度について、資格の大原で実施された合格ライン予想会をもとに、選択式・択一式それぞれについて解説します。
2025年 社労士試験 選択式試験の難易度|資格の大原
2025年(令和7年)の社労士試験・選択式は、例年と比較して難易度が高いとの声があります。資格の大原による分析では、平均点も下がっているとの話があったとおり、ここ数年の間でも難しい年だったと言われています。
以下、資格の大原の合格ライン予想会における、選択式の講評をまとめています。
✔ 資格の大原 選択式合格基準点予想
- 総得点 24点以上
- 科目別基準点 3点以上
- 補正 労一2点以上
資格の大原による「選択式」の空欄別難易度です。
基安 | 労災 | 雇用 | 労一 | 社一 | 健保 | 厚年 | 国年 | |
A | 易 | 易 | 普 | 難 | 普 | 易 | 易 | 普 |
B | 易 | 普 | 易 | 普 | 普 | 易 | 易 | 普 |
C | 易 | 難 | 易 | 易 | 難 | 易 | 普 | 易 |
D | 普 | 易 | 易 | 普 | 普 | 易 | 普 | 易 |
E | 普 | 普 | 易 | 難 | 難 | 易 | 普 | 普 |
上記、難易度別に数値にしてまとめてみます。
- 易 ~ 19個
- 普 ~ 16個
- 難 ~ 5個
難しかった順で行くと、労一・社一・労災なっていますね。
また、資格の大原による全体の総評として、
- 全体として難しかくなった
- 既存知識を使って考えさせる問題
- 労基、労災、労一で判例問題
- 労一が難しい、社一、労災がやや難しい
となっています。
私の個人的な感想では、全体的に平均点が下げっていると話があったので、そうなると去年より合格基準点が下がる可能性がありそうですね。
\下記から、資格の大原 合格ライン予想を確認できます/
⇩
>> 資格の大原 2025年社労士試験 合格ライン予想会&スペシャルイベント(公式サイト)
2025年 社労士試験 択一式試験の難易度|資格の大原
択一式についても、資格の大原では難易度が高いと話がありました。近年の傾向ではありますが、従来の過去問対策だけでは難しい面も出てきていと思います。
以下、資格の大原の合格ライン予想会における、択一式の講評をまとめています。
✔ 資格の大原 択一式合格基準点予想
- 総得点 42点以上
- 科目別基準点 4点以上
- 補正 なし
下記は、資格の大原から過去の択一平均点を掲載しています。
年 | 合格点 | 平均点(受験者全員) |
2015年 | 45点 | 31.3 |
2016年 | 42点 | 28.8 |
2017年 | 45点 | 31.9 |
2018年 | 45点 | 32.1 |
2019年 | 43点 | 30.2 |
2020年 | 44点 | 31.5 |
2021年 | 45点 | 32.3 |
2022年 | 44点 | 30.9 |
2023年 | 45点 | 31.8 |
2024年 | 44点 | 30.6 |
2025年 | 〇〇点 | 〇〇.〇 |
過去における択一式の合格基準点は42点~45点の間になっています。
2025年の合格基準点も過去のデータから、ある程度読み取れそうかなと思います。ですが、全体の受験者による平均点なので予想するのは難しいとしか言いようがありません。
実際に試験を受けた受験生から、
- 手応えが無かった
- こんな問題では合格点を取れる気がしない
- 昨年と点数が変わらなかった
- 去年より下がってしまった
という声があったと言われていました。
私の個人的な感想ですが、択一式は昨年度よりも難易度が高く受験者の平均点も下がっている傾向、この点を踏まえると42~43点となる可能性は十分あるかなと予想できますね。
さいごに(2025年(第57回)社労士試験の難易度)
2025年(令和7年)の社労士試験は、選択式・択一式ともに例年に比べて難易度が高かったと、資格の大原をはじめとする複数の予備校が講評しています。
年々、過去問だけでは対応しきれない試験問題が増えているのは明らかです。とはいえ、テキストや過去問で対応できないような問題に感じても、基本的な勉強はやはり外せません。
テキストや過去問で対応できないように感じる問題でも、基本知識がしっかり身についていれば、応用力で対応できる場面は多くあります。
重要なのは、未知の問題に直面したときに、これまでの学習内容をどう活かすかです。
基本知識をしっかり固めたうえで、解いたことがない問題が出たとき、これまでの学習してきた知識をフル活用して対応できるかです。
来年度以降の対策では、これまで以上に「テキストプラス過去問+法改正+判例+統計資料」の総合力が求められるのではないでしょうか。
いまは、試験が終わったので合格発表まで焦らず冷静に情報を整理していきましょう。
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