- 簿記&決算書 社労士は必須!

いま、決算書を読み分析できるスキルが必要だと思い、ビジネス会計検定を勉強しています。
なぜ、ビジネス会計検定なの?と思われたかもしれません。理由は、社労士として独立開業した場合、顧問先の社長から「頼りになる社労士」と思ってもらうためには、決算書を読み解く力が必須だと感じたからです。
特に社労士は「人」のプロフェッショナルなので、人件費分析や労働分配率など、決算書から「人件費」に関する情報を分析する手法をより深く学びたいと考えました。
当記事は、社労士×簿記・会計検定のダブルライセンスに興味がある方や、将来の顧問先開拓に悩む受験生・合格者の方に、ぜひ読んでいただきたい内容です!
社労士がビジネス会計検定を学ぶべき理由
簿記の学習と並行して、ビジネス会計検定のテキストも少し読み始めたのですが、その目的は明確です。
それは、顧問先の社長から「労務のことだけしか知らない人」と見なされ、単なる手続き代行者で終わってしまうのを避けたいからです。
社労士として、給与計算や社会保険の手続きは重要な業務ですが、今の時代なら多くのことは生成AIなどで効率化が進んでいくでしょう。
だからこそ、士業として生き残るには、社長との会話でどれだけ経営の視点を持ち、「頼りになる社労士」と思われるかにかかっています。
経営の数字、特に人件費の適正化について質問されたときに、決算書を読み解き、適正な労働分配率などを語れる知識は、今後必須になると強く感じています。
簿記とビジネス会計検定の違いと学習の進め方
日商簿記とビジネス会計検定は、同じ「お金の勉強」でも性質が少し違います。
- 日商簿記:企業の取引を記録・計算し、財務諸表(決算書)を作成するスキルに焦点を当てています。これって「作る側」のスキルですよね。
- ビジネス会計検定:作成された財務諸表(決算書)を「読み解き、分析し、経営判断に活用するスキル」に焦点を当てています。私は、この「使う側・分析する側」のスキルを磨いていきたい。
社労士として求められるのは、まさに「分析し、提案する力」です。だからこそ、簿記で基礎を固めた上で、このビジネス会計検定が非常に有効だと感じています。
具体的な教材や学習時間は、これから精査していく予定ですが、特に決算書の分析手法については時間をかけて理解を深めたいです。
簿記で学んだ勘定科目が、決算書のどの部分に対応し、それが経営のどの部分を示しているのかを、一連の流れとして繋げて理解することが目標です。
さいごに(人件費分析で差別化を図る)
社労士として開業した場合、社長のお困りごとNo.1は「資金繰り」であって、その解決に繋がる「適切な人件費」を提案できることは、大きな強みになります。
私は、個々の会社にとって適切な人件費を読み取って、適正な労働分配率などを語れる社労士になりたい。
そのためには、簿記で基礎を固め、ビジネス会計検定で応用力を身につけることが、一番の近道だと確信しています。
簿記もビジネス会計検定も、決して簡単な道のりではないですが、社労士としての将来の価値を高めるためがんばります!
